その1 発売日通りに店頭に並ばない出版物
これ、わからない人には全然伝わらないと思うが、全国の大都市圏以外では本が発売日通り店頭に並ばない。
ふざけんな、って思ってしまう。消費者(受益者)が負担するコストは同じなのに3日も遅れる。土日を挟むと5日近く遅れる場合もある。
もちろんわかっているのは、書籍の印刷と製本ができる施設を全国津々浦々に設けることは到底不可能。 であるならば
①書籍が地方に届いた段階で全国一斉に発売する(映画やDVD,一部CDと同じ)
②地域ごとに書籍に輸送費を加算する。
とにかくやってほしい。
東京でできることが同じようにストレスなく地方でできないのが不快で不快でしょうがないから、とにかく早く手を打って欲しい。
書籍なんて、ただはやく読みたいだけなら週刊文春もサンデーもジャンプも、ほかの書籍も電子版で読めるのでなんにも問題がない。
問題になるのは「電子化される気配がない一部書籍」への対応と「紙で読みたいという気持ち」への対応と思っている。
どうしても紙で読みたい本や、紙でしか出さない書籍が読みたくて読みたくって仕方ないのに、場合によって東京より5日もおくれる恐れがあるっていうのは、著しく不快だと思う。
地方に加算運賃をつけて東京と同じ日に変えるなら、自分は500円程度なら大歓迎。でもこれは現実的に厳しいだろう。転売の恐れも高まるし、いつまでもその加算を維持するのはおかしい。
ならば、せめて地方書店向けから順次出荷して一斉発売にしてほしい。。。
その2 都市圏に比べて利便性が低下する物流
アマゾンプライムが遅い、プライムナウが使えない、楽天も1週間くらいかかる。
日常生活がテンポよく進まないのが非常につらい。
ちなみにこれも地方と都市圏で負担するコストは同じである。
その3 高い移動コスト
地方でも、県庁所在地や人口30万人規模の都市の市街地に住んでいて、仕事もそこで完結するなら関係ないけど、すこし郊外に出るとたちまち利便性が低下し、自家用車が必須である。
毎年、車を持っているだけで最低でも3万円の税金がかかります。月割にして2500円です。
ガソリン代 や任意保険費をまったく加味しないとしてもこの金額。東京23区に在住の方、月に2500円も交通費にかかってますか?定期券でいける範囲で土日はお出かけしますよね。
なお、都市圏と負担するコストは(以下略
その4 テレビ局のクロスネット
ZIP!、ミュージックステーション、月9、相棒、金曜ロードショーなどなど・・・これらをすべて遅滞なく見られる地方はじつはあまりない。
なお、都市圏と負担するコ(以下略
その5 漠然とした機会損失
試写会、ライブ、イベント、美味しいコーヒー豆、観光資源、交通手段など、一概には言ないけど、絶対数が違いすぎます。意外と仙台福岡、札幌くらいのラインから下の都市で圧倒的に顕著になるイメージ。
地方にいてもそのシンガーがくるのは数年に一回、下手すると一度も来ないまま引退とかしてしまいます。地方にいても社会科見学で国会議事堂も皇居も見られないし遠足で高尾山にもいけません。いつまで待ってもムンク展もフェルメール展も来ないよ。
逆に、上記が許せるのであれば地方生活は最高です
なぜって、とくに東京とくらべて基礎的な生活コストがやすいのは間違いない。コンビニ生活をやめて自炊や見切り惣菜をコツコツ買えば食費は間違いなく抑えられる。
家賃もとにかく安い、驚くべきやすさ。必要十分な部屋でいい立地に住めれば、もしかしたら移動コストは都心暮らしより全然低いかも
飯屋さんがうまいし安い。安くて美味しい店はたくさんある。
私は、地方生活のいいところを感じることも多いし、いま暮らしているところもいいところだけど、とにかくこの5点の不満があまりにも大きいです。
構造的に地方創生とかいって解決できる問題じゃないから、自分は地方生活にそもそも向いていないという結論が導き出されますね。