いつかはトムソーヤ

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EOS R5に驚愕 最近出たカメラとかレンズを触った

あまりやったことないけど、最近出た新製品をまとめて触ってきた。

なにを言ってるんだと言われるかもしれないが、地方にいるとそもそもまともに新製品を触る機会がない。

量販店には普通に何年も前の製品が置いてあるし、50万もする一桁モデルがないどろこではない。Z7,Z6やA7R系列などあるわけがない。地方でボディ20万オーバーのカメラを買う人なんてほんのわずかだから。ギリギリ、EOSRPやA7iiiのレベル。スケジュールを作って製品を扱っている店を探さないといけない。つらい。

さて話を戻そう。新製品を色々触ってきたので一口メモ。なお新製品といっても1年以上前に出たものもあるけど、前述のとおりの環境なのでお許しを。

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Canon EOS R5

想像以上にすさまじいカメラだった。何はともあれ、噂のAFは化け物。半押しすると秒で合う…あの合焦の仕方は1Dとか7Dの息吹を感じた。なんか、半押しして少し間が空いて、よしシャッター切れるぞとなって押し込む感覚が今までのカメラだとしたら、その動作を忘れそう。未体験の方が想像する倍は速いと思います。

それにフルサイズセンサーであの手振れ補正。人間三脚の訓練が足りない私でも1秒手持ちは余裕でした。店舗で試し撮りをしていて、商品とか床とかはしっかり止まってるのに、歩いてる店員さんだけ被写体ブレするという謎の体験をしてしまった。

ボディの質感もいいし小指までがっしり握れる。ファインダー、背面液晶も文句なし。

レンズラインナップとかはともかく、現状最高のミラーレススチルカメラなのは間違いないな。オールドレンズ遊びも捗るしシグマとかタムロンのIS省略の安価な長玉でも余裕で使える。

確かに諸々50万コース。高いけどこうしたところ踏まえると安く思えてくる…4K30pくらいにした本当のスチル機出たら…

気になるのは左肩の電源ボタン。ジェットさんが言ってたけど電源機能だけってなんなんだ。過去のキヤノンボディだとモードダイヤルに電源レバーが巻きつく形だったけど、右肩のダイヤルはそのまま残して左にも割り当て可能なファンクションボタンつけて電源オンオフも、とかなら想像が膨らんでよかったな。

あとRF 70-200 F2.8がマジで軽い。これもジェットさんがスナップショットナナニッパというだけある。RFマウント導入ならなんとか資金繰りして買いたい一本。

ニコンZ7,Z6

厳密には初めてじゃないけど相当久しぶりに触ったので。EVFキレーだなあ。グリップもデザインも操作性もさすがニコン。かつてD7100で長玉振った身としては隔世の感。

ただ24-70が沈筒とはいかに。慣れの問題かもしれませんが、まずは電源をいれて、ファインダー覗くと広角端が、というのに慣れてるので、先にレンズを繰り出すという考えに至らない。…いややっぱり難癖か。

Sony a7R IV

R5の次にびっくりしたのはこのカメラかも。まずはグリップが深くてめっちゃ握りやすい。ジョイスティックがおおきくなって、さらにフォーカスが合わせやすくなってる。シャッター音も好み。背面側のダイヤルが大型化されてて、回し心地も大変良い。性能面では手振れ補正が少し後手に回ってるけど悪いわけじゃない。ためした24-70GMとの組み合わせだとちょっと設定合わせただけですごい写真が出てくる。参りました。

あとはEVFだな。正直ここだけは、カタログスペックで上回ってるはずのZ7とか、同等のS1シリーズに遅れてるような。A7siiiで944万ドットなので、後継機ではこれが乗ってくるでしょう。

TAMRON 70-180 F2.8

軽い。細い。180ミリと200ミリの差をどう取るか、というところ。自分の経験だが、200ミリから300ミリの差は大きく感じる。ただ少なくとも飛行機みたいな飛びものだと、全カットのうち半分以上は望遠端、さらに残りの半分が広角端、残りはいろんな焦点距離でバラバラのことが多かった。望遠端まで中途半端に残して足りない!とかじゃなくて、望遠端で構図を作るみたいなこと多いし、動きモノだとトリミング前提のことが多いし。個人的には20ミリ削ってコストと重さを抑えるのすごい好きです。

TAMRON 17−28 F2.8

軽っる!って思わず言ってしまった。インナーズームでよろし。実際の写真はみれなかったけど、次に買うちゃんとしたレンズとしては最有力です。ていうか年内には買いそう。

TAMRON 28−200 F2.8−5.6

タムロンさんのお家芸の高倍率ズームですが当たり前のように軽い。望遠端でF5.6ってのは思った以上にいいね。旅行とか街歩きもできつつ、200ミリで人物だとさすがにいい感じでボケるし。ソニー純正とタムロンの比較はよくあるけど、24-240 F3.5-6.3との勝負だとこっちがおすすめかと。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN (Eマウント)

ライトバズーカの愛称どおり、軽い。これが100−400ってすごいな。

ただそこまでかという感じで、正直この日の触った製品では一番ピンとこなかったかも。直進ズームとしても使えるっていうけどさ、それは従来からある150−600とかでも同じだよね?って突っ込みたくなったくらいには、直進ズームとしては使えないと思います。てっきりキヤノンの旧100−400みたいなイメージでいたからかなり拍子抜け。ほんとに、従来のレンズのズームリングを回さず、そのまま鏡筒を出し入れしている感じにしか思えん。

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FUJIFILM X-T4

シャッターを切って「あれぇ??思ってたのと違う?」って思った。大きさとかではなく好みの問題かも。今はXT30を使ってて、シャッター音がめちゃめちゃ気に入ってるので、ここだけでウッってなった。AFは確かに速くなった。

Panasonic LUMIX S1シリーズ

デカい!S1でさえ感覚としては5DとかD850より大きく感じた。でも噂の操作性に、あまり触れる人いないけどEVFはかなり好み。

ほぼ業務用S1Hですが、例のファンにはさすがにびっくり。でも絶対に撮影を止めないためにはこうすべきというメッセージなのかなと思う。実はこのパナの動画機の分野がいちばんアマとプロの垣根が近くなってるのかもと改めて思いました。

SIGMA fp

何かと話題のカメラ初めて触った。んー、正直ちょっといじっただけではわからんという感想。あとこれレンズ交換とか基本しないのでは?と思ってて、とにかくセンサーにゴミが乗りやすいからレンズ交換ごとにセンサー掃除しないといけないんじゃないか?試用機のセンサーはこのまま撮ったら青空に大量の鳥が写っちゃうレベルでゴミのってた。ちょっとつらいかも。

単焦点付けっ放しでスナップだけ軽くするか、リグをたくさんつけてジンバルに載っけて複数台で動画運用、みたいな使い方になるのかな。でもここまで話題になるのだからその強烈な個性と釣り合う画像が出てくるんだろうな。いやーますます惹かれる