いつかはトムソーヤ

映画、本、写真

ジェットダイスケさんの「日本写真紀行」を見てのお話


年末年始、ユーチューブで活動されているジェットダイスケさんが2本の動画をアップされましたね。

 
 


2014年冬、「写真家になる」と言っていた 

ジェットダイスケさんは写真家になると、一昨年の冬に宣言されていました。最近はビデオブログを中心に活動されていたジェットさんですが写真家としても静止画を頑張りたいと表明されてました

  
写真家宣言の動画



写真家宣言をして実際の1年間、彼がどんな写真をとったか 

写真家宣言をしてから1年間、ジェットさんはどんな活動をしていたのでしょうか。ビデオブログやユーチューブを見てもそれは伝わってきませんでした。従来通りあくまでも「映像」をつくるクリエイタとしてのレビューなどが中心の感じ。「写真家宣言したけどなにやってるの?」と聞かれると本人も語っています。

そんなことでこの2本の動画は写真家宣言をしての1年を写真で振り返るというビデオブログ総集編的なものになっています。

そもそも、カメラや映像制作に関してかなりの実力を既に持っているジェットさんが写真家を宣言し写真に向き合う姿を見ると、やはり写真というのは技術と心持ち(気持ち?とか精神力とか)が重要だなとつくづく感じました。心の持ち方が違うととれてくる写真も違ってくるというセリフが何度か出てきます。



前後編とハイクオリティな映像作品に仕上がっている

2部まとめて見ると、かなり満足度の高い映像作品になっている気がします。この映像に出てくる写真や1年間のさまざまな心情の変化はまさに「写真家宣言」にふさわしい展開でしょう。それとどうじにこれを動画で伝えるという点においてはやはり「ビデオブロガー」だなと思います。写真をやっている人、とくジェットさんのようにカワセミなど、なにかを追いかけている人にはとってもいい動画になっているなと思います。2部で60分近くの長い動画ですが、まったく退屈せずあっという間に見終わりました。
 


あとからでもどうにでもなるか、あとからではどうにもならないか  という問

2部の冒頭と最後、ジェットさんが提示した問なんですがどう考えればいいんですかね。そもそもジェットさんはどう考えているんでしょう。
この動画中「RAWでとってると思ってたらJPEGでしかとってなかった。」って言ってました。それでもだからこそ。JPEGとって出しで満足いく写真がとれた。シャッター切ったときによっしゃってなったといったことも。

ぼくが考えるのは、あとからでもどうにでもなる、ならないというより「撮る瞬間に自分の実力とかカメラ次第でどうにでもなる」ってことなのではないでしょうか。本当に力がつけば「あとでどうにかする必要がなくて、それがJPEG撮って出しでもいい写真がとれる」ということではないのでしょうかね。


ぼくは「あとからでもどうにでもなる」です

ぼくは飛行機とか比較的遠くて速いものを撮ることが多いような気がしています。それに加え「実力」「心持ち」「機材」のどれも満たしていない。そんな自分にとって「あとからでもどうにでもなる」というのに頼らざるを得ないんです。

きっとこれをJPEG、またあとでRAWでシャドウ持ち上げるか・・・みたいなことをしないような現像で写真表現が完結できるようになれば、この考えを変えられるかもしれません。



ジェットダイスケさんの今年の写真に期待ですね。